「道しるべ」

1
大きな地図のど真ん中
僕は君を探してる
前も後ろもない場所で
北風だけが吹き渡る
孤独というものを知り
初めて見出す自分の弱さ
認めることなく歩いてた
あなたに出会うまで

大きな陽だけを夢見ては
つまずく度に嘆いてた
見えないものの強さには
今も変わらぬ花が咲くのに

僅かな弱さを膨らまし
不安募らすあの日々を
奮い立たせて見つめては
流した涙と流れてく
変わるもの変わらぬもの
しっかり見つめていきたい
いつか見たあの場所に今
君はいるのだろうか

2
幼さばかりが焦らせて
確かなものだけ求めては
やりきれない想い目の前に
立ち尽くしたあの日々

いつだかくれた道しるべ
言の葉今も胸の奥
何度も何度も誓っては
心奮い立たせたあの日

うたれた雨は数知れず
それでもいつかは上がるだろう
影の裏では光が一つ
瞬くように光ってる
流した涙は足元へ
つたって誰も気付かない
涙渇いたそのあとに
きみの顔が空にあった

大きな陽だけを夢見ては
つまずく度に嘆いてた
見えないものの強さには
今も変わらぬ花が咲くのに


いつかもう一度君のいる
あの場所へ行きたい
どうしてもどうしても
伝えたい事があるから
僅かな強さを握りしめ
立ち向かうだろう自らに
幼さ弱さその全て
大きなカバンに詰め込んで
目の開かない程強い風
怖くはないよいつだって
瞼を閉じれば聞こえるよ
風の音の中君の声



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